ビッグサイズの秘密
新しい発見が、1つ。
それは、フレームサイズ違いによる、
乗り味の違いの理由。
S-worksは、サイズ別剛性差を無くした、
フレーム設計を行っている、そうだ。
どうせ54乗る人は、54だし、
54の人が58に乗ることは、無い。
実使用での確認は取れないから、
ウソがホントか分からない。
分かったところで、そんなの関係ない。
どうせ宣伝程度だろう、と。
これの意味が、ようやく分かった。
実は先日、横浜のCannonDショップへお邪魔。
その際、54サイズのEVOを試乗。
違和感しかなかった。
乗ってるEVO(58cm)と、明らかに違う。
同じホイール、フレームのはずなのに、
全然違う。
コンポとか、タイヤの差とか、
そういうレベルじゃない。
まるで別のメーカー製品のよう。
この違いは、なんだろう????
西谷さんは、自分レベルならば、
CAAD12は硬くないんだろうなぁ、なんて言っていた。
実際、12を硬いフレームだと思ったことは無い。
それは、自分が体重があり、
体重を乗せる乗り方をしているからだ、と思っていた。
が、自分が勘違いしている気しか、しなくなってきた。
ここまでで分かっていることは以下。
1.フレームサイズによって乗り味が違う。
2.フレームサイズが小さいほうが、よく走ると感じる。
3.実際に今使っているCAAD12、EVOは、硬いと感じない。(58cm)
4.フレームサイズが大きくなるにつれて、しなりが大きくなっている。
上記の状況から、
「フレームサイズが大きいバイクのほうが、しなりが大きく、
力が逃げている」=「ビッグバイクの方がロスが大きい」
という仮説を持っています。
そして、それが有力なような、気がしてきた。
ちゃんと山を登ってみたわけではないけれど、
4.は、ほぼ確信を持っている。
自分で検証してみて初めて、
サイズ別、バイク剛性差を体感できました。
ここまで、ビッグサイズバイクは、
性能が劣る可能性を持つという仮説を立てました。
そしてこれは、日本でおこなわれる試乗会での
サイズ展開と繋がってきます。
180㎝OVERのサイクリストの皆様は、
「また52㎝だけか!!!」
「どうせ試乗会なんて、サイズ合わないし・・・」
そんな感じだと思う。
でも、実はこれって、
高身長人口が少ないから、ではなく、
バイクサイズ差による性能差を、
隠すためなんじゃないかな、と思うのです。
だから、スペシャは、S-worksで、
そのギャップを詰めてきたんじゃないかな、と。
小さいバイクを出せば、
よりレーシーな乗り味を提供できる。
が、いざ実物を触ってみると、
全然違う乗り味。
今後、サイズ別フレーム差を、
モリモリ埋めるメーカーが増えることを、祈ります。
フレームカラーオーダーとか、
どうでもいいんで。
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